美容皮膚科学会2020

コロナ禍でハイブリッド形式で開催された美容皮膚科学会に参加しました。コロナ禍で開催されないと思っていましたが、ハイブリッド型という形式で開催されました!!
私はルミナス社のハンズオンセミナーでお話しさせて頂くことになったこともあり、1日目は会場で聴講しました。2日目は自宅でオンライン聴講しました。
学会のオンライン聴講、とても良かったです。
オンラインだから疲労が少なく、聴講したい内容全て受講できました。だからこその学びが多くあった学会になりました。
美容皮膚科学会はとにかく基礎が充実しています。痤瘡や色素性疾患の病態生理、組織学は自分で学ぶのはとても不可能だろうという膨大な知識に溢れていました。
それに対し、臨床の内容は私にはいつも不十分に感じます。美容皮膚科医療は臨床経験が豊富な医師は一般開業医やクリニックに多いと思いますが、臨床研究までできる余裕がある医師は多くないためでしょうか。
今回も、学会での意見は論文に、論文が公式見解、という指摘が有りました。耳の痛い話ですが、診療しながら論文を書く、というのは医師の勤めでもあります。診療所経営を最優先しながらも、効率よく論文を書くノウハウも学ぶべきでしょう。
それはさておき、せっかくの素晴らしい基礎研究の知識を、臨床にどう応用していくのか、まずはしばらくよく考えたいと思います。
ところで
美容皮膚科で治療の中心になりつつある(と私は思っています)ボトックスやヒアルロン酸などインジェクションについては語られることがほぼなかったです。
これにはいつも不満です。
美容皮膚科といえば、患者さんは注入治療もイメージするのでは⁇
一般的に美容皮膚科に求められている治療と学会の内容の乖離が正直なところ、気になります。
美容皮膚科学会は大枠で分けると
アクネと色素性疾患の基礎ベースの知識、それらに対するスキンケア、デバイスを用いた治療、その他痩身や抗老化治療としてのnewデバイス、といったところが主な内容のようです。
私が参加している海外の学会、IMCASでは話題の中心がフィラーとボトックスなのですが、
日本での美容医療のインジェクションの位置づけはどこにあるのでしょうか。
注入はディスカッションしたいことがいっぱいある分野なので。
皮膚科医には好まれないのかなぁ…
という訳で、
基礎研究をしっかり学びに、来年の美容皮膚科学会も楽しみにらしています。来年はコロナが落ち着いていることを祈ります!
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